高校生を救いたい

|大学受験

新学期も今週から本格的に始まりました。

タイトル通り、今回は高校生に向けての内容です。特に「産近甲龍以上の有名大学、難関大学を目指したい」と考えている方には是非読んでほしい内容です。

※知ってる人には当たり前の話です。

 

まず大前提として、中学までの勉強と大学進学を目指す勉強は、根本的に本質が異なります。

大きく以下の二つです。

① 目指す大学・学部によって、必要な勉強が異なる

② 一般受験をする場合、学校の成績は合否にほとんど関係が無い

 

まず①ですが、大学受験は受ける大学によって必要な科目が異なります。高校受験と同じように、みんなで同じ五教科の勉強をするのではありません。

大まかには「国公立か私立か」「文系か理系か」ですが、そこに大学ごとの問題の形式・難易度も合わさって、考えることが高校受験よりも格段に増えます。

次に②ですが、例えば兵庫県の公立高校受験では、内申点(学校の成績)と入試本番の得点を半分ずつ加味して総得点とします。

この仕組みは各都道府県で異なるのですが、兵庫県の公立受験のシステムだと学校の成績がかなり重要になっています。

一方大学受験では、合格者の枠が一番大きい一般受験の場合、高校での成績は合否にほとんど関係がありません。※数年前「これからは高校の成績も関係が云々」と言っていたのにコ〇ナに紛れてうやむy…

※ややこしいことに、大学受験には推薦入試(これも色々あります)なるものもあり、コチラだと成績が割と必要だったりします。この場合は「推薦入試を実施している学校に、自分の行きたい大学はあるのか」という思考が必要です。

①、②を踏まえて言えることは「中学までと同じような思考で勉強していては、大学受験に向けては何もしていないに等しい」ということです。

大変失礼ながら私の経験上、ほとんどの高校生(保護者の方も)が上記の本質を理解していません。中学までと同様に、漫然と学校の授業・課題をこなしているだけの生徒がほとんどです。

これでは「ルールを分からずにスポーツをしている」ようなものです。

 

高校卒業後について、あまり深く考えていない人も多くいると思います。また、高校には「高校卒業で就職する方」や「専門学校へ進学する方」など、大学進学をそもそも考えていない人が、全体で見れば半数くらいいます。※こういった考えが悪いと言っているのでは断じてありませんよ。

そして話がややこしいことに、言葉を選ばずに言えば、大学の数は飽和しており「選ばないのであれば」お金をさえ払えばだれでも大学生になれてしまう世の中です。努力せず入った環境で、果たして得るものはあるでしょうか。

こういった状況下で「有名大学・難関大学を目指したい」と思っていても、「周りも特に動いてないし、よく分からんしまぁいいか」となり、本質に気付くことすら困難なのが現状だと感じています。

上記の本質を理解せずに勉強を進めても、良い成果が得られる可能性は非常に低いです。

 

学校や塾においても、大学受験に関してはあやしい指導が多いです。

先程の「学校の課題や授業だけでは不十分」という勉強の内容以外にも、どうも解せない進路指導もしばしば見受けられます。

塾でも「中学と同じような個別指導」をしているだけの塾があったり、レベルに合わない映像授業を受けさせていたりすることがあります。

繰り返しになりますが、学校にしろ塾にしろ、中学までと同じ考えで通っていたのでは、「大学受験に向けて何もしていないのと同じ」になりかねません。

 

当塾では、今年は例年より多くの生徒が中学から継続してくれました。新高校1年生です。

上記に示した二つの「大学受験の本質」はもちろんのこと、個々人の能力・適性に合ったより詳細なお話しを一人あたり1~2時間くらいかけてしました。

近々、中高一貫校の生徒にもお話しする予定です。

このくらい密な話が必要なほど、大学受験は「考え方・情報といった大前提」≒「本質」が非常に大切なのです。

 

近隣に様々な塾がありますが、どの塾よりも本質に切り込んで受験指導をしている自信があります。

「大学受験の仕組みが良く分からない。」「難関大を目指したいけれど、このままでいいのだろうか。」

こういった考えのお持ちの方がいれば、是非一度当塾にお越しください。