大学受験の本質

|大学受験

前回前々回と中学生向けの内容でした。

今回は大学受験について。

 

まず始めに、「大学受験に向けた勉強」は「高校受験(特に公立高校)を目指した勉強≒中学時代の勉強」と本質が全く異なります。

大きくは以下の二つ。

①必要な勉強が一人一人全く異なる

②学校の勉強だけでは不十分なケースがほとんど

どういうことでしょうか?

 

まず大学受験ですが、「国公立か私立か」「理系か文系か」「一般入試か推薦入試か」といった、大学や文理の選択・受験方式によって、必要な勉強が全く異なってきます。そして同じ学部であったとしても、大学ごとに問題形式や難易度も異なります。

ということは、志望校に応じて一人一人最適な勉強法が異なるワケです。

であるなら、学校の授業のようにみんな同じ教室で受けるみんな同じ授業は、アナタに最適化されたものですか?って話になります。

学校での勉強が全く意味がないというわけではありませんが、自分の志望大学にリンクしたものかを考える必要があります。

 

ところが現実は、以下のような状況かと思います。

 

まず「公立中学⇒公立高校」と進学した場合、多くの生徒が「中学時代の勉強と同じように」≒「学校の授業、提出物、テストを一生懸命頑張る」という勉強姿勢をとります。推薦入試で狙っている大学や学部があるのなら別ですが、入学募集枠が一番多い一般入試においては、学校の成績が多少良かろうが何の役にも立ちません。「内申点が半分・入試本番の得点が半分」というルールで受けた「兵庫県公立高校入試」とは全く違うのです。

また、一部の上位進学校以外では、そもそも大学受験を考えていない人も割りといます。別に大学進学など複数ある選択肢の一つですから、それをどうこういうつもりは全くありません。

ただ、大学進学を少しでも考えている人にとって、普段自分の周りに大学進学希望者がいない環境は、大学受験において非常にハードです。

 

では、進学意識の高い上位の公立高校や私立高校・中高一貫校などの進学校であれば安心かと言えば、決してそうではありません。

先程も書きましたが、大学や文理の選択・受験方式によって、必要な勉強が全く異なってきます。同じ学部であったとしても、大学ごとに問題形式や難易度も異なります。一人一人、最適な勉強法が異なるのは、どこの高校に通っていようが同じです。

一般的に上位進学校においては、「国公立大学受験」を目指したカリキュラムに基づいて授業が組まれています。

しかしながら、国公立大学を目指す勉強は容易ではないケースも多く、ついていけない生徒もでてきます。

要するに自分の実力と学校での授業がマッチしていないという状況があり得るのですが、別にどうということはなく、自分の実力に応じた勉強をしながら、志望校を模索していけばいいのです。しかし、この発想を持つのが難しいのです。

現状は「学校の勉強についていけない・分からない」ということですから、何とかして学校の勉強を頑張ろうとする。

もう一度書きますが、みんな同じ教室で受けるみんな同じ授業は、アナタに最適化されたものですか?

 

勉強法の前に、そもそも志望校が決まっていない人もけっこういますね。

三回目になりますが、大学や文理の選択・受験方式によって、必要な勉強が全く異なってくるので、

「志望大学・志望学部が決まる」⇒「勉強法が定まる」という順序になります。

ですので、できるだけ早く、自分の将来の方向性を決めておきたいところです。そのほうが努力の方向性が明確になるからです。

とは言え、志望校が決まっていないからといって何も勉強しなくていいのではありませんし、全ての大学受験へつながる基本的な勉強というのはあります。

詳細は㊙なので書きませんが、この「基本的な勉強」というのをできるだけ早く始めることができれば、志望できる大学がかなり広がります。

 

抽象的な話が続きましたが、大学受験においては学力はもちろんのこと、「物事の本質を理解して、正しく努力できるか」ということも問われているのです。

 

そんなこと言われて分からないって方、でも大学進学を考えていますって方は、ぜひ一度当塾へお越しください。

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