「高校数学」は難しい
|勉強一般
急に暑くなりましたねぇ。流石にちょっと危険な暑さなので、運動中などは適宜マスクを外しましょう。
さて、今回は久しぶりに?高校ネタです。
高校生も3年生はボチボチ進路を決め始める時期かと思います。高1の皆さんはまだピンときてないかな?
と言いつつ、高3で部活を終わってからでは遅いので、塾生には個別に色々アドバイスしています。特に、まず高2で文理選択があるので、その考え方についてです。
高校からの勉強で今までとのギャップを一番感じやすいのは、おそらく「数学」ではないでしょうか。私自身もそうでしたし「高校数学から分からなくなった」という話はよく聞きます。
そう、多くの人にとって「高校数学は難しい」のです。
少なく見積もっても教科書レベルでも中学の5倍程度は難しいでしょう。定理や公式が格段に増え、より抽象的な内容を扱うようになります。
中学では「数学なんてテスト前にちょっとやるだけで80点以上とれた」なんて人もいたかもしれませんが、これくらいのレベルの人が平均点以下を取ったりすることも珍しくありません。稀に理系脳の人もいるけれど・・・
どうすれば良いのかというと話は単純で、数学の勉強時間を増やせばよいのです。問題の解き方、考え方を瞬時に反応して書けるようになるまで反復するのです。
ところが勉強は数学だけではありません。英語だって難しくなってるし、古文まで入ってきた。。。数学に割く時間をあまり取っていない人が多いのではないでしょうか。
また、そもそも中学までの数学が不安定な人も多数いるように感じます。
以前、「数学が分からないから教えてほしい」と高校生に授業したのですが、ルートの有理化(中3でやるやつです)が曖昧だったり、分数計算が不正確だったりして、高校で新しい定理を学んでも計算が合わず正解できない、といったこともありました。
さて、どうしましょう?
ここで文理選択の話が出てくるのですが、「数学を受験で使わない」という選択肢もあります。
私立文系なら数学を試験で使わずに受験できるところもたくさんあります。
定期テストや授業で「全然分からん。。どうしよう。。」となっても、焦らずに色々な選択肢を持ちましょう。
公立高校受験のように「5教科勝負」ではありません。定期テストが良いとか、悪いとかで大学受験は決まりません。
ややこしいのが「共通テスト」の受験を学校(塾も?)から勧められること。
共通テストでは5教科が必要なので、数学が悪いと面談で色々言われて気になるかもしれません。
ですが、大学受験の仕組みをきちんと理解し、自分の希望進路を考えていれば、それほど気に掛ける必要はありません。
ここまで書きましたが、「数学ができないならあきらめろ」というわけではありませんよ。きちんと勉強して、受験レベルに引き上げれば良い話。
偉そうに書いている私も高校数学では大きく鼻をへし折られました(高1の1学期・中間68点、期末57点。今でも覚えとるで!)。そこから数学の勉強時間を大きく増やし、理系への進路を選択しました。
少々難しくても、理系に志あるならば、勉強して食らいついてほしいですね。