ちゃんと知ることから始めよう
|大学受験
久しぶりに高校生向けのネタを。
夏期講習前に高校生と今後の勉強計画について話しました。受験生はもちろん、高校1年生ともお話しし、受験に向けたイメージを持ってもらいました。
毎年何度か書いていますが、「大学入試を目指す勉強」は「公立高校を目指した勉強」とはまるっきり異なります。
中学までは同じ教室で同じ教科書を使って勉強していたかと思います。レベルの差こそあれ、稲園を目指そうが県尼を目指そうが、学習範囲や内容にそこまで大差はありません。※塾ならレベルにあった勉強はしますし、「合格するための勉強」はそれぞれ違ってきますが。
しかし大学受験を目指す勉強においては同じ学校にいようとも、目標の大学・学部によって必要な勉強内容がまるで違ってきます。
・国公立か私立か
・理系か文系か
・一般受験か推薦受験か
大まかには上記の三つですが、これに加えて本人の現状の実力と希望を加味した上で勉強内容が決まります。
というのが高校での勉強の本質で、学校から与えられている授業や課題をこなしているだけではダメで、能動的に考えて動いていく必要があります。
もっと前段階で言えば、「高校を卒業後、どのような進路に進みたいのか」ということを早めに考えておきたいです。
繰り返しますが、必要な勉強が希望する進路にとって異なるわけですから、
「希望進路を決める」⇒「勉強内容が決まる」という順序になるのが自然です。
ところが多くの高校生、特に高1や高2くらいのこの時期の学生は、自分の進路について考えている人は少ないと思います。
そうして、中学までと同じように何となく学校からの課題をこなし、高3になって本質が分かってきて慌てることになる。
こんな高校生が、失礼ながら、少なくないと思います。
夏休み期間に入り少し時間があるかと思いますので、高1高2生は特に、自分の進路について考えてみてほしいと思います。
「決まってないから何もせんでえーわー」ではなく、これから決めていけるように色々調べてほしいと思います。
勉強にしても、何大学を目指そうとも、高1から積み重ねておいてほしいことはあります。
「志望大学決まってへんから取り敢えず学校の課題くらいはやっとくかー」ではあきまへんよ。
「何十校も出願する」とか「私大志望なのに共通テストを受ける(対策する)」とか、みんながやっちゃってる間違いみたいなこともけっこうあります。
ちゃんと知っていないと、努力することすら叶わないのが「大学受験」です。
時間がある間に、主体的に調べてください。で、よく分からんかったら当塾に来てみてほしいです。