効果的な勉強法

|勉強一般

書籍やネットを漁ると色々な勉強法が出てきますが、科学的にも私の経験的にも、かなり正しいと思われるものを二つ紹介します。

 

①アクティブリコール

何だか難しい言葉のように聞こえますが、要は「勉強したことや覚えたことを、能動的に思い出す、アウトプットすること」です。

多くの人が抱いている勉強のイメージは、「とにかくたくさん覚える」みたいな暗記=「インプット」かと思います。

確かに知らないものは何もできないので、勉強の基本は暗記であることは間違いないのですが、その暗記をするためには、ただ教科書やノートをじーっと眺めているだけでは効果は薄いという話です。

一度覚えた後に、覚えたことを思い出しながら紙に書いたり、実際に問題を解いたり、アウトプットすることが重要です。

この思い出そうとしている間に、暗記や理解が深まるのです。

それからインプットのときも、ただ眺めているだけでなく手を動かして(書きながら)覚えると効果的です。

 

②間隔反復

文字通り「期間を空けて反復する」ことです。

「時間が無いからテスト前に一夜漬け」とか、そこまでではなくても「テスト前だけに集中して勉強」とかでは、知識を定着させるのは難しいです。

長期的に記憶を定着させたいのであれば、一度にまとめてではなく、複数回に分けて勉強するほうが圧倒的に効果があります。

例えば何かを5時間を勉強するときに、まとめて一気に5時間するよりも、2~3回くらいに分けて5時間勉強するほうが、同じ内容を5時間の勉強でも知識の定着度が大きく変わってきます。

中学生の定期テストであれば、テスト範囲を3回は反復したいものです。

特に暗記物の「英単語」や「社会」は、テスト前に一気に覚えればいいと雑に考えがちのようです。

そうではなく「学校で集中して学ぶ⇒テスト3日前⇒テスト前日」のようにこまめに反復するイメージを持つのです。

そうすると自然に学習したことを思い出すことになるので、①のアクティブリコールにもつながってくるのです。

 

「学校の授業を受けても分からないし、テストで点が取れない」とか言う声をたびたび聞きますが、天才でもない限り、ただ授業を聞いているだけで成績が伸びたりはしません。

当塾の授業では「アクティブリコール」も「間隔反復」も取り入れているけど、塾生は気付いているのかな?