「努力」ではなく「準備」
|勉強一般
志望校合格を勝ち取るにはどうすればいいでしょうか?
少し考えてみてください。
どうでしょうか。「勉強を頑張る」「努力する」とかいう答えが多そうに思います。
残念ながら不正解です。
志望校に合格するには「合格点をとること」です。それ以上でもそれ以下でもありません。
おいおい、当たり前やんけ、とか思った方もいるでしょう。ですがこの本質を理解していない人が非常に多いです。
例えば兵庫県の公立高校受験であれば「内申点と本番の得点が半々」で合否が決まります。見られるのはそれら合計点数のみです。
であるなら「定期テスト」を頑張れば、成績の向上にもなりますし、入試に向けた実力を付けることもできます。
定期テストであれば、テスト範囲が予め指定されています。
入試であれば中学で学ぶ内容以上は出ませんし、過去問という形でどのような問題が出るか知ることができます。
その範囲を意識しながら、テストに向けて勉強するわけです。で、「きちんと得点すること」が大切。
厳しいようですが「頑張った」とか「やる気が出ない」とか「分からない」とか、そういったことは一切加味してもらえません。※慰めてはもらえるかもしれませんが。
「何時間勉強したから大丈夫」とかそういったことではありませんので。自分が足りていないところをテストまでに仕上げる。
ここまで意識できていて、初めて「〇〇を努力しよう」という言葉が出てくるのです。
公立高校を目指す方は、定期テストが入試に向けた「準備」の練習をする絶好の機会です。
少しでも得点するにはどうすれば良いのかを考えながら、テストまでの時間を使ってほしいです。
「そもそも何したらいいか分からん」とか「基本からできていない」とかの人が現状を打破するためには、塾に通うなりして、早めに第三者に見てもらった方が絶対に良いです。
これが大学入試になると話が変わってきて、定期テストではなく、自分の志望大学に応じてどのように勉強すれば良いかが変わります。
高校生の塾生とは、最近それぞれと3ヵ月~半年ほどの勉強計画を立てました。中学までとは勉強の難易度と受験の抽象度が上がり、難しく感じるかもしれませんが、方向性のない努力は効果が薄いです。コツコツ積み上げていくように勉強してください。
受験に向けた勉強とは「努力」ではなく「準備」です。
尼崎の中学校は再来週、中間テストですね。準備は進んでいますか?