ICT教育の課題と現実

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そう言えばコロナがようやく5類になって、みんな普通に生活できるようになったのは今年の5月からでしたね。

コロナ騒ぎ当初、リモート授業がもてはやされており、「日本の教育は~」と鬼の首でも取ったような意見が出回りましたが、現実は・・・

 

アメリカでは13歳(中学1年生)の学力調査の結果、2020年のコロナ前と2023年のコロナ後とでは、子供の学力が大きく落ちました。

国語は2004年以来、数学は1990年以来最低の成績だったようです。ちなみに、この調査は1973年以来続いている権威あるものです。

リモート授業の弊害を改善するため、何千億円もの資金を学校に投資したそうですが、結果がコレです。

 

日本でも「リモート授業」を前面に押し出した宣伝がありましたし、「これからは場所を問わないリモート授業が本流」などと声高に言っている人もいましたが、結局はほとんど対面に戻りました。

リモート授業で生徒のマネジメントなどできるわけないと、現場を知るほとんどの教育関係者は気付いていたと思います。

だいたい学校や塾でさえたるんでしまう学生がほとんどなのに、映像が流れてくるだけの状況でどうして集中できようか?

 

アメリカでは、世界を牛耳る天下の大企業「Google」でさえ、リモートワークのみをやめ「週3は出勤」となりました。

スタンフォード大などの超一流大の人材しか採用しないGoolgeであっても、社員を出社させてマネジメントしないと生産性が落ちるということを示しています。

超一流の社会人でも困難なことを、その辺にいる学生にさせてまともなことにならないのは明らかです。

 

結局、リモートというのは「緊急時のサブポジ」であり、それ以上ではないのです。※サブポジですが常に発動できるように環境を整えておく必要はあります。そこは別の話。

学生に話を戻しますが、コロナ期間中から今に至るまで、小学校の内容があやふやな中学生が増えたように感じています。

気のせいかと思って何人かの塾関係者に聞いてみたところ、ほぼ全員が同じ意見でした。

どうやら小学校高学年で習う「分数の四則演算」が安定しないまま中学生になっているように見てとれます。三角形の底辺や高さの取り方もあやしいですね。

 

やっぱりできちゃった「コロナ世代」。なんて思いもひとしおに、何とかしないとマズいよねと奮闘する2023年もあとわずか。