懇談を終えて ~尼崎の現状~

|保護者の方向け

早いもので、今年も残すところあと一か月を切りました。

当塾では先週から今週にかけて、冬期講習や受験に向けたお話しをするために懇談会を行っていました。

以前にも同じようなタイトルでブログに書いたのですが、ここ数年の尼崎の公立受験の動向を再度書きます。

 

総合選抜制が撤廃されて久しく、尼崎には市外から多くの受験生が流れてきていると言って、間違いないかと思います。

特に伊丹や西宮に近い「尼崎北高校」「市立尼崎高校」「尼崎双星高校」は他校と比べて進学希望者が定員を大きくオーバーしています。

もちろん市外からの受験生だけが原因ではないでしょうが、間違いなく競争率は上がっています。

懇談でも保護者の方から「私たちの頃と全然違うんですね」といったお声をよく聞きました。そうです。全然違います。私たちの頃どころか、兄姉の頃と比べても違ってきています。

公立高校受験とて、「学校に行って授業を受けて、とりあえずどこかを受ければ、どこかには通った」というものでは、もうないのです。

きちんと志望校を考えて、勉強して実力をつけなければ、希望する学校へ行くのは難しいでしょう。

 

懇談では「学校の成績」「現状の実力」「模試の結果」「現段階の志望者数」を踏まえながら、第一、第二志望の公立高校や私立高校について入念に話し合いました。非常に有意義なお話ができたと思います。あとは自分を信じて、勉強して実力を上げるのみです。

 

「尼崎の公立高校受験の競争が激化している」と言いましたが、逆に「学区内の市外の公立高校を受験する」のも全然ありです。

(もちろん距離や予算はありますが)私立高校も含めて、市内の公立にこだわる必要は全くありません。そうなると、かなり多くの学校が選択肢になりますよ。

 

受験生以外の方も、早めに進路について考える機会を持ってほしいです。そうすると「今の自分の学力ならどうなりそうか」と考えることができます。

「どこなら行けそうか」ではなく、「どこに行きたいか」を考えてみてほしいです。

そうすることで、普段の勉強でも気持ちの入り方が変わってくると思います。