現状認識 -小・中編-
|勉強一般
小田北中は今週月曜に中間テストがあり、順に返却されてきています。
結果はどうだったでしょうか。中3生は内申点に関わるので、これからも結果にこだわって勉強してください。
逆に中1・中2の人は、結果も大切ですが、あまり結果自体に一喜一憂しないでほしいです。
特に中1の方は今回が初めての「定期テスト」だったと思うので、中学でのテストがどのようなものなのかを体験できたのであれば、それだけでもいいのかなと思います。
結果よりも
「自分は何が理解できていないのか」「何故テストで得点できなかったのか」「テスト前の過ごし方はどうだったか」
こういった根本的な部分を考えてみてください(中3もやってほしいけど・・・)。
今回の話にもつながるのですが、要は「現状把握」ができていますか?ってことです。
まずは「ゴール」=「目標」の設定からですが、公立中学生の生徒も保護者の方も、中学卒業後のイメージはどのくらいできているでしょうか。個人的な感覚ですが「まだよくわからないが、とりあえず地元の公立高校へ。」って方が多いようには感じています。「最低でも公立高校へ」くらいでしょうか。
では、その「最低でも地元の公立高校」を達成するために必要な学力レベルを分かっているでしょうか。
あくまでもざっくりとですが、
通知表でいえばまず「オール3」がスタートラインです。「2」が三つ以上でデッドラインです。
定期テストであれば5教科計200点未満であれば、入試問題を解く上での基礎学力が足りていない可能性が高いです。
もちろんこれは最低ラインですので、行きたい高校があるのなら合格に必要な成績を修め、学力を身につける必要があります。
また、尼崎の公立高校は近年とても人気で、近隣の市外からも受験者が増えており、競争率が上がっています。
定員を割っている高校もあるかもしれませんが、近々統合されるとの話もあるので、そんなことで安心はしてほしくないものです。
こういった現状があるなかで、「中3で分数の計算があやふや」なんて生徒を時々見かけます。
受験生の時点で小学校で学ぶ内容があやふやで、受験に間に合うと思っているのでしょうか?
公立の小・中学校には様々な人がいます。
成績が悪くても、気に留めない人もいます。勉強よりも部活を優先する人もいます。
個人の考え方ですので、別にとやかく言うことではないのかもしれませんが、本当は勉強が必要な人までが、つられて「勉強しなくてもいいや」という空気に飲まれていないでしょうか。
どうか一日でも早く「現状認識」をしてください。「受験までまだまだあるし・・・」と放置しないでください。
今の勉強がわからないのであれば、すぐに塾や家庭教師を探してください。
そうすることが、合格への一番の近道なのです。