「個別授業」のメリット・デメリット
|勉強一般
前回記事では集団授業についてのメリット・デメリットを書きました。
今回はみんな大好き?「個別指導」について。
・「個別授業」のメリット
① 自分に合ったペースで進めてもらえる ② 質問しやすい ③ 丁寧に見てもらえる
良くあるのがこんなところでしょう。
①は当然ですが個別指導なので、「授業が速すぎる」とかいった問題は集団授業に比べれば確実に少なくなります。
分からない所を繰り返し行ったり、理解している所はサラッと進めたりと、生徒の理解度に応じて柔軟に授業内容を変化させることができます。
②も集団授業のように授業を遮ったり、授業の後に質問する必要がなく、分からなければその場で質問すればよいですね。
一人にかけられる時間も多くなるので、より丁寧に対応してもらえる可能性が高いです。
と、集団授業の問題点は解消されそうな感じですが、ではデメリットは?
・「個別授業」のデメリット
① 授業料が高い ② 講師によって授業が異なる ③ 自分に合ったペースで進めてもらえる
まず挙げられるのが①ですね。どうしても集団授業よりお高くなります。
お値段以外にも問題点はあります。
よくあるのが②の、講師(先生)によって授業が異なるということです。
多くの個別指導塾(特に大手)では、学生のアルバイト講師が授業を担当することが多いです。そして授業内容から教え方まで、全て講師に一任している塾がけっこうあります。
教室長はスケジュールの管理だけで、授業をするのは学生講師。となると、講師によって授業の内容が変わる可能性が非常に高いです。(私が学生の頃、働いていた塾もこんな感じでした。)先程挙げたメリットも「人(教室長や講師)による」といった面が多分にあります。
同じ授業料なのに、違う授業内容。良い先生に当たればいいけれど、果たしてそれは分かりません。集団授業には無いデメリットです。
そして、メリットでもある③の「自分に合ったペースで進む」というのもいいことばかりではありません。
「生徒のペースで」進めるので、「学校や入試」のペースに間に合うかは別問題です。テストや入試で結果を出したければ、「自分ペース」の本人の意識を変えながら勉強を進めていかなければ、なかなか難しいです。
他にも「演習時間が不足しがち」とか「先生とお友達になってしゃべっている時間が多い」とか、個別授業にも多くの欠点はあります。
もっとも、集団授業より一人一人を細かく見れる点は間違いないですので、一長一短といったところです。
※わざわざ自分から個別指導の弱点を挙げているので、それなりに問題点を克服・対応していると自負しております。
来週は近年出てきた第三勢力、「映像授業」についてです。