公立高校受験の現状
|高校受験
今週から学校が再開し、新入生は入学式を迎えました。
ご入学おめでとうございます。
入学の日を無事に迎えられたことに感謝して、新しい環境に慣れるまで、まずは無理せずに過ごしてほしいです。
さて、今回は最近の「尼崎市内の公立高校受験」について「シビアに」深堀りします。
※「がんばるアナタを応援します!」とかの美辞麗句は他の塾に任せておきます(笑)
公立中学生のほとんどの方は、まずは尼崎市内の公立高校への進学を考えていると思います。
その市内公立高校受験が、近年非常に難しくなっています。
すでに周知の事実と思いますが、兵庫県の公立高校入試は「学区制」で尼崎は第二学区となっており、同学区内であればどの公立高校でも受験することが可能です。※学区制などの詳細はコチラから。
近隣で言えば、伊丹市や西宮市からも尼崎市の公立高校への受験が可能、ということです。
そして実際にもそうなっていて、近年は伊丹市や西宮市から多くの受験生が尼崎市内の公立高校を受験していて、競争が激化しています。
また、学校ごとの倍率も毎年変化していて、どの学校が難しい・易しいと一概に言うことができなくなっています。
※参考までに具体的な数字を↓
尼崎双星高校(商業科)2023年「0.98倍」⇒2024年「1.48倍」
尼崎小田高校(普通科)2024年1.39倍
もちろん、「倍率が高い=難しい」と簡単に言えるわけではありません。ですが、ここ3年くらいで以前よりも非常に競争が激しくなっていることは確実に言えます。
こういった状況にもかかわらず、近隣の公立中学生およびその保護者を見ていると、危機感のない方がまだまだ多い。
「まだ志望校は決まってないです・・・」とか「受験はまだ先なので・・・」とか、そういった雰囲気の方が少なくありません。
ですが、
通知表に「2」があれば、そもそも公立高校進学が危うくなります。
通知表「オール3」くらいでは、受験して合格できる学校は限られます。
では、「オール3以上」であれば安泰かといえばそうではなく、中堅・上位の高校を狙うのであれば、それらの成績を持っている上で勉強して、受験当日に勝負できる実力をつける必要があります。
自分のペースでそれなりに頑張っているだけで合格できるんじゃありませんよ?
余談ですが、倍率1倍を割っている学校もあります。が、近い将来クラスの縮小・合併統合され、そのような現象は無くなっていくでしょう。
また「倍率1倍を切っている学校があるから勉強せんでいいやん」とか、平気で言う人もたまにいます。そんな気持ちで高校へ行って、似たような考えの人たちに囲まれて、果たして高校で自分のために頑張れるのかと思うばかりです。
月並みですが、合格を勝ち取るためには頑張って勉強しなければなりません。
近くにいる友達やクラスメートだけがライバルではないのです。
新年度が始まったばかりですが、どうか少しでいいので「受験の現状≒少し先の将来」を意識して過ごしてほしいです。