一流選手でさえも

2024.10.18｜未分類

先週取り上げた大谷選手のドジャースは順調に勝ち進んでいますね。

２週連続で野球ネタになりますが、日本のプロ野球では、昨年日本シリーズで関西ダービーを繰り広げた阪神とオリックスが、ともに敗退してしまいました。

優勝するとマークが厳しくなるので、勝ち続けるのは当然難しいのですが、今年度の終了をもって両チームとも監督が退任することになりました。

両監督の最後のコメントが非常に印象的でした。以下、一部を抜粋。

 

オリックス・中嶋監督

「今まで通りにやっていても、人って「慣れる」じゃないですか。（全力疾走が）なぜできなくなったのか。どんだけ言ったところで言ってもやれないなら、言ってないのと一緒なので、そこに関しては慣れなのかなと思いますね。」

 

阪神・岡田監督

※「厳しく接していた森下選手が奮闘」との質問に

「言うたやつだけやろ？野放しにしたら全然やもんな。大変やで。怒る人間がゼロやったら。」

 

プロ野球選手といえば、当然ながら一流のアスリート集団です。

そんな一流の選手ですら、慣れによる気の緩みはおこります。

厳しく言われなければ、やっぱり緩んでしまう人も多い。

誰が悪いとかではなく、一流選手とて人間なので、これが現実です。

去年の優勝監督が、公にハッキリと警鐘を鳴らしてくれています。選手だけでなく、我々一般人も考えないといけない。

 

「叱らない教育」「個性を尊重」「好きなことで生きる」

昨今、ゆっくりとしかし確実に広まったこのような風潮にかまけて、大人が言うべきことを言わない世の中になってはいないでしょうか。