過去問が出ましたが

|大学受験

先日、問題集の偵察に本屋に行くと、公立高校入試の過去問が売っていましたので、毎年ながら今年の分を買いました。

来る冬の受験対策に向けて、今年も過去問を分析していきます。

ですが、中3生に関して言えば、過去問はまだ解かなくていいですし、なんなら買わなくてもいいです。

 

理由はカンタンで、「まだ未習の分野が多く、解けない問題が多いから」です。

どの科目も、2学期はまだまだ学校の授業で新しい分野を学びます。そしてこれから習う分野が、入試で頻出だったりします。

そして知っていると思いますが、兵庫県の公立高校入試は学校の成績が半分加味されます。だったら過去問などよりも、目先の定期試験に注力した方が良いです。

「解ける問題だけでも、解いておいた方がいいのでは?」という意見もあるかもしれませんが、あまり意味が無いのでお勧めしません。

公立高校の過去問はほとんどの生徒にとって難しく、全ての単元を習った後に時間を計って解くのが最も効果的です。

 

逆に高校生は、ある程度勉強のリズムができてきたら早めに過去問を見ておいていいと思います。

公立高校入試のように全員一律の問題を解くのではなく、大学によって問題難易度や形式が異なるからです。

日々の勉強の基準も全て志望校の過去問から始まるのです。もしかして中学時代と同じように、学校の授業が基準になっていませんか?

ということで、受験生を中心に夏期講習でいくらか大学入試の過去問を解いてもらいました。志望校との距離感や、問題傾向はつかめたでしょうか。

 

過去問の話をしましたが、当然ながら入試問題は日々の学習の積み重ねの上にあります。

それを疎かにして、基本計算あやふや、単語・用語を覚えていない状態で、過去問を解けると思いますか?

物事には正しいステップというものがあります。

分数計算もあやしい中3が過去問を繰り返し解いたり、単語もロクに覚えいない高校生が赤本解こうとしていたり、結構見るんですよねぇ・・・