図を書いて考えよう
|勉強一般
前回に続き、気になること。中~上級者向けの内容です。
数学や理科の文章問題で図や表を書いて考える生徒が少ないこと。
例えば方程式の問題で、式を書く前に簡単な図や表・グラフを書いてみて、それをもとに式を立てること。
元々出来る生徒は、ほとんどいない。
そこそこ出来る生徒でも、いきなり式を書こうとする。で、詰まっている。
例えばこんな問題
Q. 縦の長さx、横の長さyの長方形の周の長さを文字を使って表せ。
このような問題が出てすぐに式が書けなければ、長方形を書いてみて辺にxだのyだの書いてみる。
そうすれば、各辺を足せばいいから・・・とステップを踏んで考えやすいです。
上記のような問題で、じーーーーっと動かずに式を書こうと詰まっている生徒がチラホラ。
式にかけないのなら問われている問題を図にしてみれば良いのですが、「答えさえ書けば良い」と思っているのか図が出てこない。
いや、図に書くという発想がそもそもないのかもしれません。
前回記事の「途中式」もそうですが、これは解答の形式にも問題があるのだと思います。
公立の小中では、ほとんどの問題が答えのみを書けばよいものが多い。
となると「答えのみが大切」と思い、その過程を書いたりすることが正答するために必要であると気が付いていないのですね。
もちろん、少し考えれば立式出来る問題はわざわざ図にする必要はありません。
しかし、ちょっと難しいかな・・・と思った問題は「図や表を書いて」考えてみることが大切です。考えていることを可視化するということです。
もう少し具体的に言えば、塾などで文章問題を先生が図に書いて説明してくれますよね?その図を考えるときに自分で書くと言うことです。
似たようなもので、図形の問題や理科の化学の問題などで「図や表に書き込む」こと。
せっかく図や表が与えられているのに、書き込まずにじーーーっと考えたりしている。これも書き込んだりするという発想がそもそも無いのかもしれません。
「図に書いて考える」「図や表に書き込む」が出来れば自力で考えられる問題が増えます。
そうなれば得点できる問題が増えます。
授業で結構口酸っぱく言っているんだけれど、、、
うちの塾生は気が付いているのだろうか。。。