「当たり前」の基準

|勉強一般

塾に通っていないのに成績がいい。

テスト前はそれほど勉強していないけど高得点が取れる。

このような生徒が周りにいるかもしれません。

「○○は頭がいいから・・・」と才能のせいにしていませんか?

確かに勉強にも得手不得手はありますし、私も「才能は関係ない」とは口が裂けても言えません。

しかしながら、成績が良い生徒と普通以下の生徒では「当たり前の基準」がそもそも違います。

 

どういうことでしょう?

例えば先程の「テスト前はそれほど勉強していない」という生徒の例。

表向きは「テスト前はそんなに勉強してないよー」なんて言っていたりする。

しかし実際はテストの10日前くらいから勉強に取り掛かり、提出課題は早めに済ませ、直前にはテスト範囲は3週目の勉強で最終確認の段階だったりします。

そのような生徒からすれば「前日課題に追われて徹夜した」などと聞けば、それに比べれば「直前は」勉強していないということになるでしょう。

「このくらいでいいか」という「当たり前の基準」にそもそも大きな差があるのです。

 

問題を解いたるするときもそうです。

例えばケアレスミスで失点したとき

「ああ。ミスった。でも分かってはいたし、ホントはもっと高得点だな。」と考えるか。

「こんなミスをしていては話にならない。」と厳しくとらえることができるか。

 

今は夏期講習です。

生徒からも保護者の方からも、受験生からは特に「こんなに勉強するのか」と言われることもあります。

が私に言わせれば、受験生が夏休みにたくさん勉強するのは「当たり前」です。

 

なんだか厳しい内容になってしまいましたが、意識を高く持って取り組めば、同じ時間の努力でも密度が高まります。

 

ところで「当たり前の基準」とは別に「マシの基準」というのもあります。

「塾に通っているだけアイツよりマシ」

「塾には行ってないけど、学校の授業は真面目に受けて提出物を出しているからアイツよりマシ」

「授業はテキトーに受けているが、騒いだりしていないからアイツよりマシ」

マシ、まし、mashi・・・・・

 

「当たり前」の基準を上げましょう。