「基礎が出来ている」とは

|勉強一般

中学生は早くも来週から期末テストです。

毎回になりますが、課題は早めに終わらせてテスト勉強に取り組みましょう。

 

さて、今回の数学のテスト範囲は

中一「正負の数」、中二「連立方程式」、中三「平方根・ルートの計算」がメインとなっています。

文章問題もあるにせよ、基本的な計算問題で半分くらいはありそうかといった内容が予想されます。

 

つまり「基本が出来れば平均点は取れる」ということ。

逆に平均点に届かない人は基本が出来ていないということになります。

では「平均点があれば基礎が完璧か」というと、そうでもないというのが実際のところです。

 

平均前後の40~50点くらいの生徒に多いのが「凡ミス」「ケアレスミス」など、基本問題でのミスが多いということ。

ところが本人は「たまに」間違う程度なので、それほど深刻にとらえていなかったりするケースが多いです。

ただ、試験で「ケアレスミス」をしている生徒は、授業でも同じミスをしています。

つまり普段の勉強がそのまま試験に出ているのです。

ところが本人は「出来ている」つもりなので、なかなか改善できなかったりします。

 

「基礎が出来ている」とは9割以上(ほんとはノーミス)の正答率で基本問題ができることを指します。

テストでどうもケアレスミスが多い方は、まずはこのくらいの意識を持ってください。

 

そのためにはどうすればよいのか。二つアドバイス。

 

まずは「量」をこなすことです。

部活動でも繰り返し繰り返し基本練習をしますよね?

あれは何をしているのかというと「頭で考えなくても基本動作が出来る」状態になるよう、反復練習しているのです。

勉強も同じで「手が覚えている」と言われるように、完璧に近づけるにはまず「量」をこなしてください。

 

次に「自分のミスについて考える」

特に、勉強を頑張っているのになかなか得点が上がらないという方。

「自分のミスにはどういうものが多いか」(-符号の付け忘れ、ルートの付け忘れ、写し間違い etc…)一度よく分析しましょう。

そして問題を解く前に「何に気をつけたらよいのか」を明らかにしてから演習してください。

 

全てを完璧に、というのは非常に難しいですが、意識を変えるだけで改善されることもあります。

今回の期末テストも「最高の準備」をしてください!