一番大切な教科は?
|勉強一般
暑い日が続いています。体調を崩している塾生もいますね。
体調が悪くなったら、まずは治すことを優先しましょう。
この仕事をやっていると「一番大切な教科は何ですか?」と聞かれることがあります。
いやもちろん全部大切です(笑)。が、あえて一つ選ぶなら、という意味でしょう。
論理的な思考を身につける「数学」?
国際化の時代に必要な「英語」?
色々な意見があるので正解はありませんが、私は「国語」と答えます(「国語」≒「日本語」と考えていただいて差し支えありません)。
なぜか?
当然ですが我々日本人は考えるとき、必ず日本語で考えます。
数学や理科、社会、英語ですら日本語を用いて学びます(英語教育についてはまた後日)。
つまり「日本語力」を鍛える「国語」は全ての教科の基礎に当たります。
ココが軟弱では、どのようなことも理解することが難しくなります。
なんせ書いてある「日本語」の理解があいまいなのですから。
「国語なんか日本語やろ?ノリで何とかなる。」とか考えていませんか?
では問題を一つ。
・田中さんは公園に行きました。そこで友達と会いました。
Q. そことはどこですか。
簡単ですね。「公園」です。ですが、たまーーーに答えられず固まってしまう小学生がいるのです。
多いのが「~字で抜き出しなさい」と「本文の言葉を使って書きなさい」の区別がついていない。これは中学生でも出来ていない人がチラホラ。
要するに何を指示されているのか理解できていないのです。
あとは「語彙力」です。
例えば「具体的」と「抽象的」の意味、分かりますか?
学年が上がるにつれ、どの教科でもより高度な言葉を使うようになります。
色々な言葉を知っている方が、理解力が高くなるということです。
私の経験上、国語が出来る生徒は比較的穴の少ない学力を有しています。
そして「国語」の勉強は「中学生になるまでに」やっておくのが望ましいです。
塾で「国語」か「英語」で迷われているのであれば、小学生なら国語を学ぶことをオススメします。