学習指導要領、変わります
|勉強一般
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
公立中学校では今日が入学式でした。昨年はコ〇ナでグダグダでしたが、今年は行われて良かった!
さて、世間はコ〇ナやらマンボウやらのニュースばかりですが、今年から中学校では新学習指導要領が導入されます。
どこがどう変わるのか?
ざっくり言えば、大幅に学習内容が増えます。特に大きく変わるのは英語と数学です。以下増加の部分の詳細。
【英語】
・単語数が1200語から1600~1800語へ増加。
・高校から中学へ「感嘆文」「原型不定詞」「仮定法」「現在完了進行形」が移行。
【数学】
・高校内容から「四分位範囲」「箱ひげ図」を追加。
・「累積度数」「『反例』という用語」を追加。
※中1から小6に「平均値・中央値・最頻値・階級」を移行。
といった感じですが、特に英語の単語量の増加が凄まじいように感じます。
また数学にもあるように、中学校⇒小学校へと移行された学習もありますし、英語などは小学校で学んだ単語は覚えている前提で進むそうです。
これほどまでに学習内容が増えるにもかかわらず、時間割の数はこれまで通り。ほんまに大丈夫か?
小学生と英語を時々勉強しますが、英単語どころかアルファベットもあやしい生徒もチラホラいるのが現実です。
英語は特に得意不得意で差がつきやすい科目なのですが、何もしなければ益々その傾向が顕著になると思われます。
特に新中1の方は要注意。
小学校までとは違い、中学校では「定期テスト」や「受験」に向けて計画的に勉強していく必要があります。小学校のように「授業中にテストがある」のではありません。
しかしながら、勉強の習慣がついていない、そもそも「テスト前には勉強する」という考え方がないといった方も少なからずいます。
そんな状態が長く続けば、この大幅に増加した単元に間違いなくついていけなくなるでしょう。
現場、現状にはお構いなく決まってしまったことですが、非常に強い危機感を覚えています。
「ちょっと勉強、あやしいな・・・」と感じたら、塾に通うなど早め早めに対策していただきたいと思っています。