人生の分岐点
|高校受験
小田北中、大成中は来週が期末テストですね。
言うまでもありませんが、特に中3は内申点に関わる最後の大切な試験です。悔いの無いよう全力で挑んでください。
なお、テスト対策のため明後日17日(日)も13時から17時まで開いています。
当塾では毎年この時期に、中3生に模試の結果の振り返りと簡単に進路のヒアリングを行います。
同時に当塾の「高校コース」の案内も行います。
毎年思うのが「自分の進路について考えている生徒は非常に少ない」ということです。周りが高校に行くから「なんとなく流れ的に・・・」という感じですかね。まぁそういう生徒が大半なのは分かっており、むしろ中学生くらいの経験と情報量では分からないことが多く、仕方ないところもあるのかな、とも思います。
しかしながら、そうは言っても自分の進路です。
真面目に自分で考えて、きちんと選択してほしいものです。
選択?なんのこっちゃ??という人のために、ヒントを書きますね。
まずそもそもの話ですが、高校は義務教育ではありません。
ただ、現状の日本社会では、行けるなら高校は出ておいた方がメリットはかなり大きいです。
この辺りは肌感で分かっている人も多いと思いますので省きます。
さて、高校へ行くとして、ほとんどの中学生は「普通科」を選択しますね。
「普通科」って何するところか分かっていますか?
名前の通り「普通に」勉強するところです。「普通に」というのは中学までと同様に「五教科」を中心とした勉強をするということです(専門性は深まりますが)。
ここで中学生は、ざっと次の3タイプに分類されると思います。
①どうも勉強は性に合わない
②大学に行きたい
③よくわからない
それぞれどのように考えるべきなのか。
まず①の「どうも勉強は性に合わない」という人は、手に職が身につく「機械科」や「商業科」を選択肢に入れるべきです。高卒の資格を得ながら手に職をつけることが出来ますし、なにより勉強が好きではないと分かっているのに、これまでよりさらに難しくなる高校の勉強をガッツリしますか?ということです。
次に②の「大学に行きたい」という人は、文句なしに「普通科」です。ただし普通科ならどこでもいいというわけではありません。
当然、偏差値の高い高校の方が偏差値の高い大学に行けるチャンスが増えます。大学にしても「どこでも同じ」では決してありません。
進学実績を見れば、どのくらいの大学を目指せるレベルの高校なのか、大体ですが分かります。
また、予算が許せばですが「私立の進学校」も選択肢に入れてもいいと思います。私立高校は往々にして、公立高校よりもカリキュラムや施設が充実しています。
最も大学受験は高校受験とは全くことなりますから、レベルの高い高校に行けば大学受験は安泰、では全くありません(この話は本編の趣旨とは外れますので詳しくはコチラを)。
最後に③の「よくわからん」という人。ここまで書いておいて何ですが、③のタイプの人が一番多いと思います。
「自分の進みたい方向が良く分からない」という人には、私は「普通科」をお勧めしています。
やりたいことが分からないのに「機械科」や「情報科」「商業科」など、方向性が決まってしまう進路に進むのは危険だと思います。
入ってしばらくして「これは自分のやりたいことではない」となり、退学することになっては非常にもったいない。
「普通科に進学する」というのは、ある意味では「自分の進路の方向性を保留している」ということです。
最後に。
保護者の方にもお子様の進路を一緒によく考えていただきたいです。
「公立ならどこでもいい」という方がいらっしゃいますが、高校はゴールではありません。
現時点でどのような進路があり、その先はどうなりそうで、それを踏まえてどうしたいのか。
お子様と一緒に考えて、話していただければと思います。
上記の話はあくまで参考程度に。繰り返して言いますが、自分の頭でよく考えて自分で決めてください。
タイトルの通り、受験生の皆さんは「人生の分岐点」にいるのです。