公立高校受験の現状 ①入試制度について

|高校受験

長かったGWが終わり、学校や仕事が再開しました。

今週は憂鬱だった方も多いのではないでしょうか。

                     

さて、本記事から数回にわたって「尼崎市の公立高校受験の現状」を書きます。

まだ塾に通っていない方も、きちんと現状を把握しておくことが必須ですので、是非ご一読いただけますと幸いです。

一回目の今回は「入試制度」 (普通科) についてです。

                

現在、兵庫県の公立高校入試は「学区制」です。

すでにご存知の方も多くいらっしゃると思います。

しかし、あまりよく分かっていない方もいらっしゃるように感じています。

特に尼崎で中高と過ごされた保護者の方は、現在とは異なる「総合選抜制」での入試だったため、現行の制度をきちんと理解できていない方が時々いらっしゃいます。

まずは二つの制度について、説明します。

「総合選抜制」とは「居住地や学力などによって合格者を学区内の各校に平均的に振り分ける制度」です。要するに「尼崎市在住の生徒は、尼崎市の公立高校内で進学する」という制度でした。

「受験競争の緩和」や「高校間の格差」を是正するための制度でしたが、「高校を自由に選べない」 (合格発表までどの学校に行くのか分からなかった) と反対の声が上がり、私立高校に優秀な生徒が多く流れました。

そうなると公立高校のレベルが低下します。

私の地元、明石でも私が中学の頃は同制度を採用しており「いい点を取ったのに希望校に行けなかった」という生徒がいました。

このような問題から、総合選抜制度は現在では廃止されました(尼崎市では2008年度より廃止)。

                      

そして現在の「学区制」に移行し、志望校の合格点に届いていれば必ず行けるようになりましたが、2014年までは16学区と学区が多かったため、特に大きな変化はありませんでした。

ところが2015年から現在の5学区と再編され、受験校の選択肢が増えました

結果として、人気の高校の競争は厳しくなりました。

                         

ざっくりまとめますと

「適当に勉強していてもどこかしら市内の公立高校には行けた」⇒「志望校に合格する実力がないと市内の公立には行けない」

と変わったということです。

                 

次回は近年の動向について書きます。