過去問はまだ解くな
|大学受験
本屋に行くと高校入試の過去問が出ていました。
「夏期講習も終わったし、そろそろ過去問解いてみようかな~」なんて人がいるかもしれませんが、絶対にまだ解かない方が良いと断言できます。
理由は単純明快で、「まだ習っていなくて解けない問題が多いから」です。
数学は二次方程式、二次関数、図形分野
英語は関係代名詞、間接疑問文
社会は公民分野が丸々
このようにまだまだ未習分野がある中で、過去問を解いても分からない問題が多く、あまり意味がありません。
「解ける問題だけやってみよう」と思うかもしれませんが、それだったら問題集で事足りる話です。
過去問は本番と同じように、時間を計って解くのが最も効果的です。それができるようになるのは早くとも冬くらいではないでしょうか。
パラパラと見てみるのはいいですが、あまり解かない方が賢明かと思われます。
塾生の皆さんは来年の1月から本格的に演習するので、焦って解かないように。受験対策講座もしますので。
以上は高校受験の話。
大学受験においては共通テストの有無にもよるのですが、私大であれば少し早めに過去問を見ておくのが良いでしょう。
大学によって難易度や問題の傾向が異なっているからです。どんな問題が出ているのか分からないことには、質の高い勉強の計画が立てられません。
高3生には残り半年の勉強計画を個別に話しましたが、特に共通テスト受験者は時間配分を決めておくようにしてください。
また、これは中学生と同じですが、理科や社会にまだ未習分野があるのであれば、先取りしてできるだけ早く進めておくことを優先した方が良いです。
特に理系の人は、公立高校のカリキュラムでは理科の科目と数Ⅲがカツカツで終わらないなんて話もよく聞きます。
高校受験の時よりも、受験全体を俯瞰して見る必要性があります。
受験生に向けた内容になりましたが、その他の学年の方も、受験直前に過去問で演習ができるようにコツコツ勉強してください。