現状認識 -高校編-
|大学受験
5月も下旬に入り、すっかり暑くなってきました。
小田北中は週明けの月曜が中間試験ですね。準備のほどはいかがでしょうか。
今回は久しぶりに高校生向けのネタを。
と言っても毎年書いているような内容ですが、受験(進路)に向けた最重要のお話です。
大学進学を考えている方に向けて質問です。
「志望校、決まっていますか?」
「必要な受験科目、分かっていますか?」
「今日の勉強内容、決まっていますか?」
これもよく書いていますが、大学受験を目指す勉強は、小中までの勉強とは全く異なる考え方を持つ必要があります。大きくは以下の二つです。
①必要な勉強が目標によって異なる
②学校の勉強だけでは不十分な可能性が高い
公立高校の入学受験では、全員同じ日に同じ試験を受けます。
そのため入学の難易度の差こそあれ、ほぼ同じ教材で同じ内容の勉強をしますし、必要科目も全員同じです。
大学受験の勉強は「文系か理系か」「国公立か私立か」などによって、そもそも必要科目が違います。もっと細かく大学ごとに問題は異なります。
ということは、必要な勉強が志望大学によって異なるということです。
そうなると、同じ教科書を使って同じ問題を解いていく学校の勉強だけでは、不十分である可能性が高いです。国公立向けの勉強と関関同立向けの勉強、産近甲龍向けの勉強では、丸っきり内容が異なります。
学校での授業・勉強に全く意味がないとまでは言いませんが、中学までのように「学校の勉強さえしておけば、受験もどうにかなる」のではありません。一般受験であれば、学校の成績はほとんど関係ありませんしね。
ここまで読んでいただければ、冒頭の質問の意味が分かっていただけたと思います。
志望校が決まる→試験に必要な科目が分かる→勉強内容が決まる
この順番で学習計画を組み立てていく必要があります。
皆さんは今、どの段階にありますか?
自分の学力や志望、現状を認識できていますか?
「国公立にいきたい」とか「関関同立にいきたい」とか、言うだけなら誰でも言えます。
「今の自分の学力」と「目標までの距離」を把握して、毎日の勉強を進めていますか?
余談かもしれませんが、当然ながら進学校でもなければ、みんながみんな大学受験を意識しているわけではありません。有名大学・難関大学に合格したいのであれば、そのような空気の中で、自分の目標を持ってキチンと大学受験の本質を理解して、正しく努力を積み重ねていく必要があります。
同じようなことが中学生(小学生も)言えます。
続きは次回の記事にて。