マスターズ制覇!
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今週月曜日の早朝、アメリカプロゴルフツアーで松山英樹選手が四大大会のマスターズを優勝しました。
ゴルフに詳しくない方もいらっしゃるかと思いますが、テニスで言えば錦織選手がメジャーで優勝、サッカーで言えばワールドカップ優勝に匹敵するくらいとんでもない偉業です。
長い間、多くの日本人選手が挑んでは敗れてきた舞台で「日本人には無理なのでは・・・」とさえ言われてきました。
実際、世界ランキングを見てみると、上位にほとんど日本人選手がいないことが分かります。松山選手の孤軍奮闘。ついにその壁をぶち破りました。
今回の優勝に至るまでの松山選手の考え方に非常に参考になる点があるので、二つ紹介します。
①目標を立て、計画的に努力すること
松山選手はプロ転向後、すぐにアメリカツアーに参戦し、メジャータイトルを取ることを目標に掲げました。
その時、まず初めに「今の自分に何が足りないか」を考え、計画的に一つ一つの練習をこなしてきました。
最たるものが「体づくり」です。アメリカのゴルフコースは非常に長くパワーが必要で、戦っていくには長期的に体を大きくしていく必要があると感じたそうです。
今と昔では体の大きさが全然違います。
②今の自分を「批判的に」考えること
松山選手は長らくコーチを付けていませんでした。※プロゴルファーは専属コーチの有無を自分で選べます。
けっこう色々な人に「そろそろコーチを付けてはどうか」と言われていたのですが、「自分の感性を信じる」という強い信念があり、なかなかコーチを付けなかったようです。
ところが昨年、ついに専属コーチをつけることを決断。以下、ご本人のコメント。
「自分一人で何がダメとか、フィーリング(感覚)だけでやってきて、自分が正しいと思い過ぎていた。今は客観的な目を持ってもらいながら、正しい方向に進んでいると思う。」
一流選手でも、自分を信じすぎてうまくいかないことってあるんですね。
これらの考え方は勉強においても非常に役に立ちます。
①なら、「どこの高校・大学に行きたいのか」目標を立て、「そのためにはどうすればよいのか」を考えて、計画的に勉強を進めることが大切です。
目標や計画を立てないうちから「努力努力。何が何でも。」といった考えでは効果的な勉強はできないでしょう。
②は具体的に言えば、
・○○高校・大学に行きたいけど、現状の学力は足りているか。
・本当にこの単元の内容は理解できているのか。
・小学生で勉強があやしいが、果たしてこれで中学は大丈夫か。
現在の状態を「本当にそれでいいのか」と自問自答する。※できているつもり・理解しているつもりの人、多いです。
そして「塾に通う」とは、「自分の学力を客観的に見てもらう」ことにつながります。
世界で活躍する日本人の方には、とても励まされますね。
やってる仕事は全然違いますが、「多くの学生に良い影響を与えたい」という気持ちが強くなるほど、私自身が勇気をもらえた優勝でした。