知らないと調べられない
|大学受験
中高共に定期テストが一段落し、夏期講習の時期になりました。
当塾では夏期講習にともない懇談会を行っていて、現状の学力や今後の方向性など、色々なお話をします。
特に受験生と高校生は今後の進路について、できるだけ明確になるようなお話しがしたいと思っています。
中学生は公立高校を目指す方が多いと思いますが「公立ならどこでもよい」「どこなら合格できますか?」と言う方も時々いらっしゃいます。
高校入学はゴールではありません。
大学進学を目指すのであれば、上位の公立高校はもちろん、私立の進学校を目指してもよい訳です。できるだけ勉強意識の高い環境にいた方が、学力は向上させやすいでしょう。
勉強が苦手な人であれば、普通科以外の選択肢を考えてもいいかもしれません。
公立高校と言えども、同じように見えて中身は全然違います。もう一度言いますが、高校入学がゴールではありません。
高校に進学してどのように過ごしたいのか、高校卒業後はどうなっていたいか。
こういったことを「現時点でよいので」考えた上で、進路を決めてほしいです。
高校生は言わずもがな。大学受験は高校受験とは丸っきり異なります。
中学の時よりも進路選択を明確に考えなければいけません。周りが特に動いていないから~と何も考えずに過ごしていては時間だけが過ぎていきます。
大学進学を目指している場合、特に気を付けなければいけないのは「自分が今やっている勉強のレベルは合っているか?」ということです。
数字を使って例えると、志望大学の入試問題10段階でレベル7~8くらいなのに、学校の勉強や自習のレベルが4~5なんてケース。
むやみに難しい問題をやれ、と言っているのではありません。「志望校のレベルをイメージできてるかい?」ということです。
そもそも勉強のレベル以前に、科目数が足りていないなんてこともあります。
特に国公立狙いの方は、公立高校のカリキュラムだと学校の授業だけでは科目数が足りないなんてことは多々あります(にもかかわらず、むやみやたらと共通テストを受けさせる高校が・・・今日はやめときます。)。
別に学校の授業に科目がないとか、レベルが足りていないとかなら自分で補えば良いのですが、そもそも「足りていない」と知らなければ、努力のしようがありません。
高校大学の進路にしろ、勉強方法にしろ、物事は「そもそも知らないと調べることすらできない」という側面があります。
大学を知らない人は、大学を目指すことはできません。「インターネットを見れば載っている」とか、そういうことではないのです。
「その情報にアクセスできる知識・意欲」があって、初めて調べることができます。
だから、まずはできるだけ自分の知識をつけて、色々なことを「知る」必要があります。そのために勉強するのです。
そして色々なことを知れば、多くの選択肢を持てるようになり、人生を楽しく豊かに過ごせるチャンスが増えます。
今日はここまで!