元阪神タイガース・狩野さんとの対談

|勉強一般

昨年12月、B-plusというビジネス誌の企画で元阪神タイガースの狩野恵輔さんと対談させていただきました。

詳しくはコチラです。良かったら見てください。

 

雑誌の取材と言われつつ、野球経験者で阪神ファンの私は狩野さんにお会いしたくて二つ返事で引き受けました。

当日は狩野さんのお話しはあまりできなかったのですが、その活躍はずっと見てきました。

一軍デビュー戦、甲子園でプロ初打席でのレフト線へのサヨナラヒットもテレビで見ましたし、その翌日のバックスクリーンへのホームランも実はテレビで見ていました。

2017年、惜しまれながら引退されましたが、2軍での引退試合にもかかわらず多くのファンが駆け付けました。

引退後はインタビュアー、コメンテーターに転身され活躍されています。今回の取材中も、非常に頭の回転が速く聡明な方だという印象を受けました。

 

狩野さんにも小中学生のお子様がいらっしゃるらしく、勉強について色々お話ししました。

そんな狩野さんとの対談の中で、「非常に的を得ている」と思ったご意見を二つ紹介します(分量の都合上、記事にはなっていないものもあります)。

 

一つ目は「中学生から急に成績や進学にうるさくなるのなら、小学生からもっとプレッシャーをかけるようにしてほしい。例えば小学校でも「五段階評価」でいいのでは?」というもの。

ごもっともなご意見で、小学校では勉強が多少できていなくても、それほどうるさく言われることはありません。

ところが中学になった途端に「これでは公立は厳しいです」などと言われます。

だったらもっと早くから言ってほしいという話。

この辺りは様々な考え方があり、私自身も「小学生は可能なら遊ぶ時間も大切にしてほしい」と思っているところもあります。

しかしながら、小学生の勉強があやしい生徒が中学で急に伸びるかというと、絶対にそんなことはありません。

また、勉強自体を避ける習慣が身についてしまうと、分かる分からない以前に机に向かって集中することすら困難になります。

分数や小数、割り算の筆算があやふや、集中して物事に取り組めない。そういった状態で慌てて塾に通わせても、良くなるまでにかなりの時間を要します。

小学生で「将来のために勉強したい」と積極的に言ってくる子はほとんどいないでしょう(むしろ逆が多い)。

であるなら問題が表面化する前に、保護者の方がフォローしてあげる必要があると思います。

たとえ中学受験をするのではなくても「集中して勉強する習慣をつける」という目的で塾を利用するのはありだと思います。

 

二つ目は「自分で自覚して勉強に取り組まないと学力は上がらない。「塾の授業は分かりやすかったー」だけで終わっていては、なかなか伸びない。」

全くその通り、本質をついたご意見です。

たとえ塾に通っていても「ただ通っているだけ」では学力は上がらない。

自分が「これを覚えよう」「これを出来るようになろう」という意識をもって取り組まないと、なかなか効果は出ないです。

と言いつつ、そんな風に「自覚を持って勉強できる」生徒はほとんといないというのが現実です。安心してください(笑)。

私も仕事柄勉強を教えていますが、一番難しいと感じることでもあります。ただ、そこさえクリア出来れば、目的はほとんど達成したも同然です。

そのために当塾は、勉強に真剣に取り組める環境を整えています。

また、何度か個別に「現状の課題」や「勉強や将来の考え方」を生徒と1:1でお話ししたり、自覚を持ってもらうために厳しい声かけをすることもあります。

もちろんそれだけですべてが解決するわけではありませんが、きちんと聞いてくれる生徒は徐々に出来るようになります。

 

今は期末試験・入試の時期です。

「自分は何が出来ていないか」「テスト勉強はどう計画するのか」「課題はいつまでに終わらすのか」

自覚を持ってするべきことは沢山ありますよ。