自習って高度ですよ

|勉強一般

職業柄、「ウチの子は家で勉強しない」という言葉は何度も聞きます。

もちろん、こういった悩みを持っている保護者の方は多く、そのお気持ちはよく分かります。

しかしながら「自習する」ということに関して、失礼ながら少し考えが甘いのではないか?と感じることがあります。

結論、タイトル通り「自習は高度」なのです。

 

「自習」とは、「一人で集中して、効果的な勉強をする」ことです。

そのためには

①自分がどのような勉強をすれば良いか明確であること ②一人で集中すること 

が必須条件となります。

ところが両方が出来ている学生は全体の3~5%くらいです。

 

多くの生徒が「自分はどんな勉強をすれば良いのか」がそもそも分かっていません。ということは自習をしようにも何をすればいいか分からず、とりあえず一律に出された課題をしているくらいになります。本当は一人一人得意なところも苦手なところも違うので、勉強する内容を考える必要があります。

また、仮に自分のすべき勉強内容が分かっていたとしても、一人で集中して勉強することがこれまたハードルが高いです。

家にはテレビやマンガ、最近だとスマホといった多くの誘惑があります。集中せずにボーっとしていても、誰も注意してはくれません。

そういう状況下で集中してやるべき勉強することが「自習する」ということです。そう言われると、大人でもなかなか難しいですよね。

お子様はどうでしょうか?

何が分かっていないか、何を勉強すれば良いか、ご自身で理解されているでしょうか?

集中して勉強に取り組めているでしょうか?

 

とここまで厳しい内容になってしまいましたが、安心してください。先程も言いましたが、ほとんどの生徒にとって自習は難しいことなのです。

ただし、「自習は難しいものである」ということを保護者の方が理解していないと、「勉強しなさい」と頭ごなしに言ってしまったりして、悪循環に入っていきます。

そういった問題を解決するために「塾」があります。

塾では分からないところを教えてくれるし、きちんと勉強に集中できる環境があります。※ぶっちゃけると塾の規律によりますが、それはまぁ余談。

 

自習に関しては、塾に通ったからといって簡単に出来ることではありません。しかし、塾での勉強を足掛かりに自習の内容を高めていくことは十分に可能です。

「家で勉強しない」とお困りであれば、一度体験授業にでも行ってみて(来てみて)ほしいと思っています。