名人に名手無し

|勉強一般

将棋界では藤井総太三冠の勢いが止まりません。

いつぞやのブログで名前だけ出させていただいたのですが、その後破竹の勢いで現在三冠。竜王戦も三連勝で四冠にリーチと圧倒的な強さ。

中学生からプロになって、まだ19歳!恐るべし。。。

こういった方を天才の一言で片づけるのは野暮なのですが、まぁどう考えても天才の中の天才で、我々凡人は目の前の勉強や仕事を頑張ろうと思う次第であります。

とはいえ、そんな天才でもいつでも閃きや起死回生の一手、とかで勝っているのではなく(藤井さんは多いけどw)、当然ながら当たり前の基本が当たり前にできていることが大前提です。

 

中3生のこの時期になると、模試を受けたりして受験問題に近いレベルの問題に触れるようになります。

そうすると「応用問題を解かなきゃ」と考えてやたらめったら難しい問題を解こうとする人がいます。ですが実際のところ、応用問題はごく一部を除いて、ほとんどが基本事項の組み合わせで出来ています。

この基本事項をきちんと頭に入れつつ応用問題に取り組まなければ、いつまでたっても進歩はありません。

 

例えば数学なら

「頂点Aを通り△ABCを二等分する」⇒「AとBCの中点を通る」

「グラフの二点の中点を求める」⇒「二点のx座標、y座標をそれぞれで加えて2で割る」

とかです。※中3の問題で最近よく見るので。

英語なら長文や英作文が難しいのですが、そもそも出てくる単語・文法はきちんと覚えているでしょうか。

 

もちろん中3生であれば今からまだまだ学力は上がっていきますが、「大切なことは何なのか」「何を考えて解けばよいのか」を意識して取り組まなければ、応用問題を解いても効果は薄いです。

 

テストで高得点が取れる人は当然ですが基本問題での失点がほとんどありません。その基本の上に、応用問題が成り立っているのです。

定期テストでイマイチかなぁという人は、基本問題をミスなくできることに意識を置いた方が良いかもしれません。

応用問題、難問ばかりに気をとらわれて、基本が疎かになっていませんか?