通塾をお考えの方へ ~小学生編~

|保護者の方向け

コロナの影響で休校が続いています。

生活のリズムは崩さないように気をつけてくださいね。

 

今週は通塾をお考えの保護者の方、学生の皆さんに向けたアドバイスとメッセージを「小・中・高」と分けて連日投稿します。

「そろそろ塾を探そうかな」とお考えの全ての方が読める内容になっておりますので、ご一読いただけますと幸いです。

今回は「小学生編」です。

 

小学生の通塾理由として「学校の内容につまずき始めた」とか「学習の習慣をつけさせたい」といったお話しをよく聞きます。

まず「子供が学校の内容につまずき始めた」と感じているのであれば、すぐに通塾されることをおすすめします。

中学での勉強は小学校の内容が理解できている前提で進みます。小学校の内容があやふやなままだと、中学では何も分からない・出来ない、となってしまう可能性が非常に高いです。

また、タチが悪いことに?小学校では勉強がそれほど出来なくても、学校からそれほどうるさく言われることはありません。

ほとんどのお子様が公立中学に行きますし、受験があって成績で振り分けられるわけではありませんから、どうしても勉強に対する認識が甘くなりがちです。

そして中学で問題が成績となって表面化し、慌てて塾に通われる方も多い気がします。

ところが塾に通って挽回しようにも小学校の内容から遡る必要があり、通常の何倍もの時間と労力が必要になります。

そうなる前に保護者の方がフォローし、一緒に勉強したり、それが難しければ塾に通わせたりする必要があると思います。

 

「学校の授業には困っていないけれど、中学に向けて勉強の習慣をつけさせる」というのも十分ありです。

小学校までは学んだ単元のテストがすぐに行われるため、特に勉強しなくてもテストで高得点が取れます。ところが中学になると「テスト範囲、ここからここまで」とまとめてテストが行われるため、小学校に比べて長い時間勉強する必要が出てきます。学習の習慣がついていないと太刀打ちできなくなります。

小学校高学年くらいから、少し先を見据えて勉強するのは非常に効果的です。

また、小学生のうちに「応用的な問題」に取り組んでおくことで中学の内容にスムーズに入れたりもします。

 

教科の部分で言えば当塾は「算数」と「国語」をメインに当塾は扱います(ほとんどの塾がそうですね)。

算数はまず、分数や小数の計算・筆算の方法などの基本的な内容を今後に向けて完璧にしておく必要があります。

小学校の算数があいまいだと中学で厳しくなる、というのは割と理解していただきやすいと思います。

その算数に比べて「国語」が軽視されがちなように感じています。

「国語は日本語で書いてあるしわかるでしょ」と思っている方もいるかもしれませんが、漢字の暗記はもちろんのこと、「文章を読んで正しく答える」というのはきちんと練習する必要があります。

小学生に国語を勧める理由はまだあります。

中学生以降は国語以外にも英語、理科、社会と小学校よりも分量が格段に増え、国語の勉強に多くの時間を取れなくなります。

となると小学校の時点で、文章をきちんと読み、自分の言葉で書く能力を磨いておく必要があります。

さらに、数学や理科、社会など学ぶ科目は全て日本語で書かれています(英語の授業も基本的には日本語でまずは説明されます)。

「書いてある文章を正しく理解できる能力」=「国語の力」が高い生徒ほど、まんべんなく全ての教科が出来る傾向が高いです。

国語は全ての教科の基礎なのです。

昨今、「英語教育」や「プログラミング教育」が叫ばれていますが、基本的には「国語」「算数」をまずは優先するべきだと考えています。

 

まとめ

・ 勉強につまづいているように感じたら通塾を検討すべき。

・「中学に向けて勉強の習慣をつける」目的で通うのは非常に効果的。

・ まずは「国語」と「算数」を優先して学ぶべき。